マルセイビスケットに刻まれている文字「晩成合資会社之印」の意味とは
以前、六花亭のマルセイビスケットについてレビューしましたが、その際ビスケットに謎の文字が刻まれていることを発見しました。
レビューの記事では文字について「よく分からない」で済ませていたのですが、なんだか気になってもやもやするので調べてみることに!笑
マルセイビスケットに刻まれてる文字とは?
どうやら「晩成合資會社之印」と刻まれているようです。
「會」は「会」の旧字体であることから現代語に訳すと「晩成合資会社の印」
つまり晩成合資会社という会社の社判であることが分かりました。
晩成合資会社とは?
なぜこの聞いたこともない会社の社判が押されているのでしょう?
調べたところ、晩成合資会社とは北海道開墾を目的として依田勉三という人物が創設した会社だそうです。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BE%9D%E7%94%B0%E5%8B%89%E4%B8%89
依田勉三は特に帯広市の開拓に力を入れていたため、帯広市に本社を置く六花亭が彼をリスペクトして、マルセイビスケットに晩成合資会社の社判を押しているのだと思われます( *´艸`)
実は依田勉三は六花亭の「ひとつ鍋」にも関係している!?
依田勉三が開拓を始めた当初は生活が極端に苦しく、客が豚の餌と勘違いするほど貧相な食事をしていたそうです。
仲間が惨めな生活を嘆いていたとき、そんななか依田勉三は毅然として「開墾のはじめは豚とひとつ鍋」と詠んだと言われています。
そしてこのエピソードをモチーフにして生まれたのが、六花亭が販売している「ひとつ鍋」というお菓子だというのです!!
六花亭は依田勉三及び帯広市のことが好きすぎじゃないですか?笑
失礼ながら今まで存じ上げなかったのですが、六花亭という有名なメーカーが依田勉三由来の商品を2つも出しているとは、それだけ帯広市にとっては偉大な方なのでしょうね( ゚Д゚)
変な文字から六花亭の地元愛が判明することもある!
頭の良い人がよく、「疑問を解決せずに放置するな!!」なんて言いますが、
正にその通りで、マルセイビスケットの謎の文字から六花亭の強烈な地元愛が判明するとは、夢にも思いませんでした(笑)
頭の良い人はこういうところから知識を蓄えているんですねぇ(._.)
この記事で皆さんにも六花亭の地元愛が伝わっていれば幸いです。
では今回はここらへんで。